近隣の方や、親戚、ご友人が塗装工事をしていると「うちもそろそろかなぁ・・・」と少しお家の劣化を気にし始める方は多いです。

色褪せや小さなひび割れ程度の劣化だと、「すぐにやらなくても大丈夫！」と危機感を持つ方は少ないですが、実は劣化が始まっている時点で既に「建物を保護する」という塗料の役割は失われていると考えた方が良いです。放っておいたら、どんどん劣化が進行していきます。

塗装工事には大きな金額がかかります。やろう！と思ってすぐにできるものでもありませんよね。また、塗装は建物の見た目をよくするだけ、と思っている方が大半であるため、劣化を放置して雨漏りや破損が発生して当初では考えられないような高額な補修費用を払う結果になってしまった、という方を大勢見て来ました。

塗装工事の必要性は単に「見た目を良くする」ことだけではありません。もっと重要な役割があります。

色褪せて古いイメージになってしまった外壁や屋根も、塗装工事でまるで新築のような見た目にすることができます。使用する塗料の耐久性が高ければ高いほど、その仕上がりを維持することができます。

塗料の本来の目的は〖保護〗です。紫外線や雨風は外壁や屋根を劣化させます。塗装をすることで、塗膜を形成し様々な劣化要因から建物を守る役割をしています。しかし、塗膜の寿命は永遠ではありません。塗膜の寿命がくれば、塗料の機能性が失われ、劣化が進行し建物の内部にまで影響を与えることになります。

塗料の研究は日々進み、特別な機能性を備えた塗料が増えてきています。遮熱性や親水性、防カビ性などです。耐候性の高い塗料も増え、近年では耐久年数３０年を超える塗料も発売されました。お家の環境や劣化状態に合わせた機能性塗料を選ぶことが大切です。

塗装の必要性についてお伝えしました。塗装の役割は「美観の維持」「建物の保護」「機能性の付与」です。見た目を良くするだけではないのです。

塗装を行うことで、長く快適に暮らすことができます。お家は皆さんの大切な財産です。定期的な点検とメンテナンスでお家を守りましょう！