長野県松本市の皆さん!軒天の意外と重要な役割をご存知ですか?
2022/09/30【スタッフブログ】
皆さんこんにちは。
長野県松本市の外壁・屋根塗装専門店の三和テクノ株式会社です。
皆さん軒天ってご存知でしょうか?
下から屋根を見上げたときに外壁と屋根の間にある突き出た部分のことを言います。
お家の工事を行うときには「付帯部」として扱われていますし、そんなに重要は部分というイメージはありませんよね。
しかし、軒天には意外と重要な役割があるのです!
今日はそんな軒天の役割とメンテナンス方法や素材などをご紹介させていただきます。
【軒天の役割】
①美観の向上
屋根の裏側に軒天を張り付けることで、屋根裏の野地板や垂木などの構造部分を隠すことができ、建物全体の見た目をすっきりとさせてくれます。和風のお家や古いお家には軒天を張り付けた後にさらに化粧垂木などをつけて、意匠性を高めている建物もあります。また、近年では軒天がないお家も流行しておりスタイリッシュな仕上がりが人気です。
②紫外線や雨水による外壁へのダメージ抑制のため
物質は紫外線や雨水で劣化していきます。外壁も雨の吹き込みや太陽光で色褪せたり、ひび割れ、苔が発生したりします。このダメージを防いでくれるのが軒天の役割です。軒天は紫外線を遮断し、雨水からも守ってくれています。おかげで外壁の劣化が防止され、建物の耐久性をアップすることに繋がるのです。
③延焼の防止
お隣で火災が発生したん場合、軒天がないと日がすぐに屋根裏に到達してしまい焼け落ちます。軒天に使用されている素材は不燃材が入っているものがほとんどですので、火災が発生した際の延焼を防いでくれます。
④屋根裏の換気
軒天の種類によってない場合も多々ありますが、穴が空いている軒天が基本的に一般的です。穴が空いていない場合は換気口がある場合があります。
穴や換気口は、屋根裏の湿気を排出す、内部の結露や腐朽を防いでくれます。建物に内部に湿気が溜まることで腐食に繋がりますので、軒天の穴や換気口はとても重要です。
【軒天に使用されている素材】
①べニア・化粧合板などの木材
→経年劣化で接着力が弱まって剥がれてしまうケースがありますので、10年以上経過している場合は交換が貼り替えが必要です。
②不燃材(ケイカル板・エクセルボード・フレキシブルボード)
→これらは耐火性や防湿性には優れていますが、吸水性が高いので塗装でもメンテナンスが欠かせません。
③金属(ガルバリウム・アルミスパン)
外壁や屋根にも使用されていて普及率が高い金属。カバー工法などの軒天に被せる工法は低コストで補修ができるのでおすすめです。15~20年程度で塗装などのメンテナンスが必要になります。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
軒天について考えたり、劣化を確認したりといいう方は少ないと思いますが、軒天は建物の中で重要な役割を担っている部分のひとつです。
定期的に点検を行いメンテナンスの計画を立てていきましょう。