みなさん、コーキングとは何かご存知ですか？

コーキングとは、主にサイディングボードやALC外壁のパネルとパネルの間を埋めるゴムのような目地部分のことを言います（シーリングと呼ぶこともあります）。パネルとパネルの間以外でも、窓サッシや玄関周り、ベランダなどにも使用されています。

【コーキングの役割】

いろんな場所に使用されているコーキングですが、どんな役割があるのでしょうか？

①雨水の浸入を防ぐ

雨水が建物内に侵入すると、雨漏りや素材の腐朽の原因になってしまいます。コーキングはパネルとパネルの間を埋めて雨水の浸入を防ぐために使用されています。

②衝撃を緩和する

外壁は温度差や天気の変化によって伸縮を繰り返しています。地震や道路の揺れなどのによっても動きます。このような衝撃を緩和するためにコーキングが入れられています。

【コーキングの劣化】

コーキングはどのように劣化していくのでしょうか？

・外壁や屋根などと同じように劣化していきます。

色褪せから始まり、ひび割れや断裂を起こします。ひび割れが発生している時点で既にコーキングの機能性は失われており、ひび割れから雨水などが浸入して内部に影響を与えている可能性もあります。

【コーキングの補修方法】

コーキングの劣化がひどい場合はコーキングを完全に撤去し、新しいコーキングを埋め込みます。増し打ちといって既存のコーキングの上から新しいコーキングを打ち込むこともあります。コーキングを打つ際には、密着性を高めるために、プライマーを塗装します。

更にコーキングの内側のボンドブレーカーまで劣化している場合は、そちらも交換します。

【コーキングの耐久性】

コーキングにも種類があり、弾性タイプなどの機能性を持つものもあります。一般的には、５～１０年と言われていますので、定期的に点検をし、メンテナンスも必要に応じて行いましょう。