塗料の様々な違いがあります。

塗料は「顔料」「合成樹脂」「添加剤」の主に３つの成分で作られており、その中の合成樹脂（シリコン樹脂・フッ素樹脂・ウレタン樹脂など）の違いによって耐久性、あるいは機能性が変化します。

合成樹脂の違いの他にも、１液型・２液型の違いや、水性か油性かの違いなどがあります。

今日は、〈合成樹脂〉のよる違いについて。現在最も多く普及しているシリコン塗料について皆さんにお伝えしたいと思います。

皆さん、シリコンってなんだかご存知ですか？普段の生活の中でも何気なんく触れていますが、何か考える機会はあまりないと思います。化粧品やおもちゃ・食器や調理器具・医療用具など様々なものにシリコンが採用されています。

シリコンは、ケイ素（Ｓｉ）を核としたシロキサン結合をもつ無機化合物で、とても安定した性質を持った物質です。耐熱性・温度安定性・撥水性・耐候性などの機能性を持ち、凡庸性が高いことが特徴です。

このシリコンを合成樹脂として含んだ塗料を〈シリコン塗料〉と言います。

ではなぜ、このシリコン塗料が現在最も普及し、人気があるのでしょうか？

メリット・デメリットと合わせてお伝えします。

＊値段が安価

＊耐久性が高い

＊親水性により自浄機能がある

＊低汚染性により藻やカビなども発生しにくく、美観を保ちやすい

＊塗料選びが難しい

＊素人さんには扱いにくい

→シリコン塗料は光沢保持率がとても高いため汚れにくく艶が長持ちします。雨と一緒に汚れを流す親水性により、美観を保ち、また藻やカビなどの発生も抑えます。

多機能のわりに安価なことも人気の理由でしょう。

シリコン塗料は前述の通り、耐久性が高く約８～１５年の期待耐用年数を誇ります。フッ素塗料や無機塗料に比べれば短い耐用年数ですが、リーズナブルで手が出しやすくそのわりに価格も安いので「塗料にこだわりはないけれど、変な塗料は使いたくない、できるだけお金を安く済ませたい」といった方に向いています。

シリコン塗料の相場価格は、業者やメーカー・種類によって異なりますが、相場はだいたい１㎡２３００円～３３００円です。

耐久性・価格ともにバランスのとれた塗料です。

シリコン塗料についてメリット・デメリットも合わせてお伝えさせていただきました。

塗料選びで大切なことは、お客様のお家に適した塗料を使用することがいちばん大切です。

明日は、フッ素塗料について解説させていただきます！

塗装工事を検討中の方は是非ブログをご覧になってください🐶