劣化⑤~剥がれ・膨れ~
2022/02/19【お知らせ】
本日は、【剥がれと膨れ】についてお伝えさせて頂きます。
外壁は経年劣化や施工不良によって剥がれや膨れが生じることがあります。
今回は「なぜ剥がれたり膨らんだりするのか」「そのままにしておいても良いのか」などを解説していきたいと思います。
剥がれの原因・膨れの原因
剥がれ
1.経年劣化によるもの
築年数が建ってから、目安はだいたい10年前後で剥がれが生じた場合には、築年数が経つことによって塗膜が劣化したことが原因の可能性が高いです。塗料はいくら丈夫な良い塗料を使用したとしても、だんだんに劣化していきます。使用する塗料や外壁の素材、環境によっても劣化の進行度は変わります。
2.施工不良によるもの
塗装して1年以内に剥がれが生じた場合、施工不良が原因の可能性があります。施工不良は、塗装業者の不備や不具合のことです。下地処理や洗浄不足・洗浄後、塗装後の乾燥時間不足・下地に合わない塗料を使用した・塗料メーカーの規定の塗布量を守っていないなどの施工不良があげられます。1年以内に剥がれが生じた場合は塗装を依頼した業者に問い合わせてみましょう。
膨れ
1.雨水の侵入によるもの
外壁や塗料が劣化してくると、機能が弱まり、外壁と塗膜の間に雨水が入り込んでしまってその湿気により塗膜の膨れが発生します。雨水の侵入を許してしまうと、カビの発生や腐食の原因にもなります。
2.施工不良によるもの
塗料は通常「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3段階で塗装されますが「下塗り」を丁寧に行うことで中塗り、上塗りの塗料の密着性を高めて十分に塗料の効果を発揮することができます。ところが、下塗りを雑にしてしまうと見落とした細かい穴などから空気や湿気が出て塗膜を押し上げます。また小さい膨れは割れてしまうことが多く、劣化の進行を早めてしまう恐れがあります。それから、塗装してからの乾燥時間が足りなかったことと、素材と塗料の相性がよくないことも原因の一つとして考えられます。
剥がれや膨れを放置すると・・・?
1.保護機能が低下する
膨れている塗膜はとても破れやすくなっていて、少しの刺激で敗れてしまいます。敗れた箇所から雨水が入り込んでしまいます。外壁材は水に弱く塗膜で保護されているので、塗膜が破れてしまったら外壁の保護機能が低下し、劣化をさらに進行させてしまいます。
2.美観を損なう
コケや藻も同じですが、外壁が剥がれや膨れでぼろぼろだったら綺麗ではありません。塗面に凹凸があるととても違和感があり目立ちます。
剥がれや膨れを見つけた時の対処法
塗装してから1年未満であれば「施工不良」かもしれません。塗装を依頼した会社に問い合わせましょう。また使用した塗料がきちんと外壁材とあっていたのかも確認しましょう。
塗装から10年程度経過している場合は経年劣化によるものの可能性が高いので、塗替えのサインと考えて良いでしょう。塗装業者に外壁診断や見積を依頼しましょう。
いかがでしたでしょうか?
塗膜の剥がれや膨れは出来るだけ早めに業者に相談して、建物の状態を確認してもらった方が良いでしょう。
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