劣化③~色あせ・変色~
2022/02/18【Q&A】
本日は、【色あせ・変色】についてお伝えさせて頂きます。
塗装をしたばかりのころは綺麗な色を保つことができていても、5~10年もすると汚れてきたり色が薄くなって来たりして見た目が美しくなくなってしまいます。今回は、色褪せや変色の原因や色あせしにくくする対策をお伝えしたいと思います。
色あせ・変色が起きる原因
・経年劣化
外壁は日々の紫外線や雨風から家を守ってくれますが、その分だんだんに劣化も進んでいきます。特に紫外線には塗料の劣化を進行させる作用があるので日当たりのよい場所が、変色や色あせが起きやすいです。
・施工不良
塗装をしたとき、下地処理が雑で汚れが残ったまま塗装をしてあったり、劣化の補修が十分にされていないのにその上から塗装をしたり、工程通りに作業をしなかったりすると色あせ、変色が起きるのもはやくなります。
・ブリード現象
壁のコーキング部分に黒い線ができていたら、それは「ブリード現象」の可能性が高いです。ブリード現象は、経年劣化によりコーキングに含まれる弾性や柔軟性を出す「可塑剤」が塗料の表面にでてくることがあります。
・サビ、コケや藻
金属は酸化するとサビが発生します。発生したサビが雨水などで流れ外壁につき、変色します。金属の錆びた部分は劣化がひどく、かなり強度が落ちた状態と言えるでしょう。
日当たりが悪い外壁部分では、水分が乾かずコケや藻が発生しやすいです。発生したコケや藻をそのまま放っておくと、黒や緑に変色しどんどん深いところまで伸びていきます。そうなると、水洗いでは取り除けなくなってしまうので注意が必要です。
色あせしにくい色を選ぶ!
色あせしやすい色:赤、黄色、紫(原色に近い色や透明度の高い色は紫外線の影響を受けやすいため、色あせしやすい)
色あせしにくい色:白、黒、青(紫外線の影響を受けにくい)
まとめ
色あせや変色も、軽度なものであれば早急にメンテナンスが必要というわけではありませんが、塗料の劣化が進んでいる証拠ですのであまり放置しすぎない方が良いです。
弊社では色あせ変色が比較的起きない塗料など、お客様のご希望に沿った塗料を適切に判断し、安心と納得の上での施工を行えるよう日々努力しております。
ぜひ屋根・外壁塗装をご検討の方は弊社へお問い合わせください!